はやかわ録

速水奏ちゃんがな、かわいいんよ。

#はやわか ~速水奏さんを眺めるだけでわかろうとする~

この文章が何もせずに読めてしまっている人は魔法が解けてしまっているので、PCなりタブレットなり他の媒体で読まれることをお勧めします。

ようこそ。はやかわです。

この記事は、298 production Advent Calendar 2019の22日目の記事です。
前日の森主さんの記事はこちら

速水奏さん

一応この記事をお読みの方は彼女についてご存知だと思いますので、プロフィールじみた説明は軽くにします。

17歳の女子高生で、趣味は映画観賞、優れた歌唱力や演技力・類まれなる美貌を持ち、内面に関してはミステリアスなところが非常に魅力的なアイドルです。

そんな彼女のミステリアスな部分に惹かれ、彼女の内面について様々な観点から多角的な考察をされている先人の方はたくさんおられます。
そのような記事を目指すのももちろんありだと思ったんです。が。

はやかわめぐる、考察大の苦手問題

筆者である私なんですが、根っからの考えるより感じろタイプでして、オタクを名乗るのも申し訳ないぐらい考察が苦手です

もちろんそんなこととは関係なく今日も速水奏さんは秘密と嘘と本当を纏って素敵に輝いておられるので、はやかわもわがまま言わずに考察に挑戦するしかないのですが、せっかくなら拙い再演を行うよりも、何か彼女について新たな向きから光を当て、その像と影とを観察することができないかと考えました。

そこでタイトル速水奏さんを眺めるだけでわかろうとする』です。

速水奏さんを眺めるだけでわかろうとして良いのか

真っ先に思うことです。こう聞くと彼女は嫌がるかもしれません。
露骨に嫌がることはあまりなさそうですね。彼女のことなので「一般論として」という前置きをつけて、そっと窘めてくるのではないかと思います。

今回言っている「眺めるだけでわかろうとする」とは、「見た目だけで彼女のことをすべて理解する、決定づける」という意味ではありません。

視覚情報から得られる・想像される事柄、あるいは彼女自身から語られる外見に関する内容の言葉から、彼女について考えていこうというアプローチです。

また、速水奏さんはアイドルです。現実のアイドルについてはあまり詳しくありませんが、あまたの人からの、星の数よりも多い「判断」の上に成り立っているお仕事ではないかと思います。歌っているお歌も、纏う衣装も、浴びる光も、「見られる」ということも。
そして、最も数が多く、ひとつひとつは小さいけれど確実に影響を与えている判断に「見た目」の判断があるのではないかと推測します。

速水奏さんについて視覚情報の面から考えることは、彼女の大事な一面である「アイドル・速水奏」についても同時に考えを深められる方法ではないかと思っています。

そして、「見た目」の判断が彼女に影響を与えていると言いましたが、彼女の「見た目」もまた、彼女自身の様々な判断や、自分に対する考えの表象でしょう。
彼女自身、意識的・あるいは無意識的にも「見られる」ことに大変気を使っています。

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悲鳴 嗚咽

この記事では特に、速水奏さんが何かを選んだ結果としての見た目にフォーカスをあてた記述をしていきます。
具体的に言うと、ピアスの穴は彼女がピアスを開けようという判断を下したことによって見た目の要素となったため触れますが、月の色をした瞳は(カラコンでない限り)彼女が生まれ持ったものであり、彼女の意志が大きく作用しているとは言えないため触れません。
これにより、総合的な外見の話ではなくなるため、先ほど述べた見た目で判断されるということ、その結果からは少し離れてしまうかもしれませんが、その代償として彼女の考えていることについて思いを巡らせやすくなるのではないかと思います。
結果的にちょっと考察っぽいことができちゃったりするんじゃない!?ヤッター!考察できないけどしたいんだもん!!

人は見た目が9割とか言いますし、「外見は内面の一番外側」ってつかさ社長も言ってた*1

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穴が開くほど、見つめちゃいます(自分で言うの解釈違いで倒れた)

更新記録・おことわり

2019/12/22 0:00
初稿を公開。メイン部はRとパーソナルカラーのみ
2019/12/22 7:00
更新。Rにメイク、ネイルの項を追加。蒼翼の乙女、エンドレスナイトを追加
2019/12/22 22:45
更新。写り込み4枚(Tulip、オンリーマイフラッグ、咲いてJewel、インビテーション・ダイブ)を追加

当記事では、基本的にスターライトステージ、通称「デレステ」のエピソードのみを対象とします。
これには事情がありまして、まず一点に、速水奏さんに関して言えば「モバマス」と「デレステ」のエピソードは、DNAの二重螺旋や良く晴れた日のぼやけていく飛行機雲のように、同じ方へ向かっていくエピソードが同時進行、あるいは(主に登場時期の関係でデレステ側がモバマス側に)追従して、展開されているように認識しているからです。

もう一つには、単純にはやかわが(一応)全容を把握できていると言える情報がデレステ側のみだからです。去年の9月から1年と少しがんばりましたが、デレステはなんとか揃ったけどモバマスは無理でした。
二媒体両方のエピソードを拾うことでより深い考察が可能かもしれませんが、そもそも世界線が違う(=矛盾が発生する)ことも割とあるあるのようなので4年間の一貫した供給であるデレステの情報を基に記事を構成させていただきます。
いつかモバマスのエピソードを揃えられて、供給も拾いきることができたら増補版の記事を書くかもしれません。

あと大事なこととして、はやかわはクソダサ女子大生です。ファッションのこととか、自分が最低限生きていくためにしかわからないレベルです。
奏ちゃんはとってもかわいくておしゃれなので、視覚情報と言っても見えていてもわたしの想像も及ばない部分にとても大事なこだわりがあることがきっとあると思いますし、読者の方でそういうところに気付かれている方もおられるんじゃないかと思います。
持てる全力を以て記事を書きますが、もし何か気付かれる点がありましたらぜひとも教えてください。一緒に速水奏さんについて考えさせてください。

はやかわの速水奏さんに向き合うときの基本姿勢を挙げておきます。

でははじめていきましょう。

速水奏(R)/制服

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原点です。服装は制服。この項では全エピソードに共通する部分にも触れていこうと思います。

上から行きましょう。まず髪です。すっきりとした印象ですが少しふわっとしたショートカットですね。髪色はネイビーです。
これは全エピソードに共通することですがヘアアレンジをすることはほぼありません。というかご自身の髪では今のところやってないです。見たいけどな……。

速水奏さんと一緒にユニットを組まれていたりと縁の深い塩見周子さんはさらに短い髪なのですが、限定SSRで編み込み風のヘアアレンジを披露されています。

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ちなみに塩見周子さんのこの髪型、イラストだと彼女の髪の長さから考えて髪色に揃えた編み込み風カチューシャっぽい気もしますが、

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フィギュアだと自前っぽい造形がされています。どうなんでしょうね。

閑話休題
さて、さらに髪の短い塩見周子さんと比較することでひとつの可能性が浮上します。速水奏さんは自分の意志でヘアアレンジをしないという選択をしている、という可能性です。
真実は分かりませんが、可能であるけれどもしていないということは、(整えるようなセットはされているけれど)シンプルな髪型に手を加えたくないという思いや、こだわりがあるのかもしれませんね。

髪色に関してですが、個人的にはヘアカラーで作った色ではないんじゃないかと思っていますがこれは完全に妄想なのでわかりません。
ただ、自分でネイビーに挑戦してみて分かったのですが普通の日本人の髪からブリーチとカラーを重ねて作るネイビーはとても手間のかかる髪色で、また保つことも非常に難しいです。尋常でない時間とお金がかかります。
彼女の髪にはこだわりがあるとは思うんですが、色に関してそこまでしているかと言うと、「地毛がこの色」か、「普通のヘアカラーで茶髪にするような感覚でネイビーになる髪(それがありうる世界)」あたりじゃないかな……と踏んでいます。

彼女の髪型については、遠江さんという方のブログがとても客観的で詳細なため、非常にお勧めです。

toenithm.hatenablog.com

セリフを拾っていきます。このエピソードでは髪に関するセリフが実は2つもあります。

髪型?ロングだったころもあったけど…昔の話かな(特訓前)

任せて。髪のセットはばっちりよ。髪は女の命って言うでしょ(特訓後)

★以降に関して、記事最後の部分に★
一つ目に関しては未だに明かされていない部分が多い速水奏さんの過去についての貴重な言及です。★見えるように書くのはちょっと……と思った妄想を★
「髪型?」という返答の形を取っていることから、髪型に関する話を振られたときの返事であると推測することができます。
そして、その返しとして、敢えて今の髪型ではなく、今とは違う状態だった過去の髪型について触れ、さらに今は髪を伸ばすつもりはなさそうに聞こえる「昔の話かな」という言葉で締めています。★まとめていますので、手錠の鍵を探して捕まえてみて下さい。★
また、先ほど触れたヘアカラーに関しても、もしとても手間のかかっているものならここで言及があるのではないかという気がします。

二つ目はヘアセットの話。これ、スタイリストさんにやってもらったのか、自分でやってるのか割と解釈が分かれそうな気がしますね。スタイリストさんにやってもらって仕上げを自分でやってたりするとかわいい。
「髪は女の命」という発言が出ることからも、髪型には何かこだわりがありそうな気配が感じられるかなと思います。

あとはですね、髪に関しての話ですと、彼女は割と髪に触れるしぐさをする印象があります(この立ち絵のせいかもしれませんが)。

ピアス

エピソードによって若干の差異はありますが、両耳の耳たぶ部分に、左2つ、右1つのピアスホールが開いているという解釈でほぼ違いないと思われます。……が、実はあいくるしい特訓前だけ右に2つ開いてたりします。なんでや
ピアスホールの数における意味などもあるようですが、彼女がこういったものを信じる、ピアスを開ける際の指針にしたかはまた一考の余地があると言えるでしょう。

ピアス。ピアスね。全然分からなかったので、はやかわ、開けてみました。
耳鼻科で開けたんですけど、思ってたより一瞬で、でも不思議な緊張感があります。
開けた後は少し痛いです。しばらくしたら痛みは引くんですけど、代わりに結構手入れが大変です。マメじゃないとピアスって難しいです。

自分語りはさておいて(割と経験としては速水奏さんへの想像を深めるために重要なものであったと思っています)、ピアスって開けてからしばらくはファーストピアスやセカンドピアスと言って最初に穴をあけるのに使ったピアスをつけっぱなしにして、穴を安定させる期間があるんです。人によって個人差があるみたいですが、長いと半年や1年と言っている人もいます。

速水奏さんはお仕事やプライベートにおいて、少なくともそれらのピアスではないようなデザインのものをつけているため、この期間はもう過ぎていると思われます。
彼女は17歳で、かつ「ツインテールの風」における発言から高校2年生であることが分かっています。
また、左耳に2つのピアスが開いていますが、体感として一気に2つ開けるのは割とリスキーというか、大変というか……彼女がしそうな行動ではないかなという気がしました。

これらの情報を総合すると、少なくとも最初のピアスは1年以上前に開けたものだと考えられます。流れとしては、高校生になるときに両耳に開けて、それが安定したころに左に1つ追加した……等が想像しやすいですね。

メイク

メイクは元の顔立ちもあるのでなかなか難しいんですが、彼女のメイクで重要なポイントは割と目力強め・リップの2点だと思います。

目元ですが、ばさばさとしたまつげの表現はないもののアイラインがはっきりしており、特に目尻のラインが特徴的です。また、下まつげもかなりしっかりと主張していることが多く、なんとデフォルメであるぷちデレラにおいてもかなりの割合で写っています。

リップについてですが、他アイドルと比較して、下唇の線がきちんと描かれていて、唇に色がついているアイドルは実はかなり少ないです。リップカラーがしっかり描写されているアイドルに関していえば、他では同年代のR・Nで比較すると井村雪菜さん、藤本里奈さんぐらいでした。
ちなみにこの2人はかなりはっきりした色がついています。速水奏さんのリップメイクの特徴として、基本的に肌馴染みの良いヌーディーなカラーをつけていることが挙げられます。あくまでさりげなく、ということでしょうか。
彼女にとってやはり大事な要素であると思うため、以降のエピソードに関しても言及していきます。

ネイル

ネイルカラーはしていませんが、ハイライトが入っているため少なくともやすりなどで整えられているであろうことが分かります。長さは少し長めでしょうか。
もしかしたらベージュ系のネイルカラーを塗っているかもしれません。

爪は、基本的に伸ばすと若干不便なので、しっかり手入れをしてきれいに保ちながら長めに伸ばしている彼女はアイドルになる以前から習慣的に美意識が高かったのではないかと感じられます。

アクセサリー

右手首にブレスレット、首には(このエピソードのイラストは解像度が低く分かりにくいですが)ダイヤ型(宝石ではなく、トランプのスートの方)のペンダントトップがついたネックレスをしています。どちらも色味はシルバーです。
彼女は私服や制服などお仕事でアクセサリーを指定されていない状況では、ゴールドかシルバーならシルバーのアクセサリーを身に着ける傾向があり、これは後述するパーソナルカラー的に非常に理にかなった判断です。やっぱり奏ちゃんはおしゃれさん。

ブレスレットはこれ以外のエピソードでは確認できませんが、このネックレスは他にも「制服着用時」という条件で何と常に身に着けていることが確認できます。そして逆に、制服以外ではプライベートでも(たぶん*2 )身に着けていません。
彼女のこだわりがうかがえますね。このネックレスに何か学校に関連づいた思い入れがあったり、あるいは条件付けをしていたりするのかもしれませんね。

制服の着こなし

そう、マジメなふりしてるの。マジメでしょ?(特訓前)

と彼女は語ります。また、モバマスでは「学校じゃマジメな方なんだけど…」という発言もあります。
アレンジのような派手さはないものの、胸元の開け方、シャツ出し、スカート丈……は見えませんが、着こなしに関していえばマジメという言葉や大人しさとはどちらかと言うと逆に思えます。

参考に、同年代(高校生)で近い制服・着こなしの人たちを並べてみました。

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ギャルじゃん!!!!!!
桐生つかささんに関してはシャツインしてるし、3人と比べてもシャツの開き方は同等かそれ以上に見えます。

本人の談ではこうです。

胸元はよく開けてるわね。締めつけられるの、苦手なの(特訓前)

いや……うん……はい……そうなんですね……。

一応彼女の「学校じゃマジメ」という発言を受けると、この着こなしは校舎を出てからのものという可能性もあります。どうでしょうね。

上に挙げた3人との比較として、リボンではなくネクタイの制服であるということも特徴です(城ヶ崎美嘉さんのリボンはネクタイのアレンジでリボン結びにしているようにも見えますが)。
ここからは妄想の域を出ませんが、東京は高校の選択肢もきっと多いでしょうし、もしかしたら制服の見た目も彼女が高校を選んだ要因の一つたりうる……なんてこともあるかもしれませんね。

その他小物

この立ち絵を見て、ぱっと目を引かれる部分がありませんか?

制服や髪色まで全体に寒色の中、彼女の学生鞄のポケットに差し込まれたそれ、音楽プレイヤーだけがピンク色なのです。
どうしてでしょうか?気になりませんか?気になりますよね。

あと音楽プレイヤーについて言えることとしては、イヤホンですね。きちんとコードが束ねられています。
ただ、形から見るにインナーイヤー型イヤホンで、音楽プレイヤー本体と同じ色合いであるため、音楽プレイヤーの付属品ではないかと推測でき、イヤホンにこだわりがあって丁寧に扱っているという可能性は低そうです。細かなところまで丁寧な性格が伺えるのではないでしょうか。ちなみに彼女はO型です。

蒼翼の乙女(SR)/衣装(ドレス)

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彼女自身の持つ外見的な要素については大方Rで触れたためサクサク行きます。
早速セリフ引用から。

私服なわけないでしょ?ドレスよドレス。…着慣れないんだから

そうです。「アイドルになるまでは普通の女子高生」の彼女なので、当然ドレスは着慣れていない……らしいです。めっちゃ似合ってるよ~~~~~!!!!!!(1.3remの大声)

背中パックリ…過激なの、着てきちゃった。ふふ、ふふふ

腰のライン、見せすぎ?仕方ないじゃない、衣装なんだから

あんっ、強く押さないで。ヒールなんだから…

このへんのボイスめっちゃよいのでおすすめ。
彼女自身、割とこのドレスに関しては(本人曰く)「過激」と感じているようです。言及もこうして見ると多いですね。
言われてみればこれだけシンプルでラインが出るドレスはあまり他には着てないかもしれません。

ちなみに、エピソードイラストでは座っているためかなり足回りもタイトなスカートに見えますが、ぷちデレラを見る限りでは意外とAラインの形です。

またヒールに関しても言及があります。このエピソードのイラストは足元が見えないため、どのような靴を履いているのかはわかりませんが*3、ヒールに不慣れ、とまでは言わずとも、少なくともとっても履きこなしているという程ではないのかなという印象を受けます。ここでifを思い出した人とは酒飲みたい。
MVではSSR衣装の細いヒールで踊りまくってるのでちょっと新鮮ですね。強く押したプロデューサーが悪いというのもある。

他エピソードと比較して、やや大人しめのセットになっています。具体的には前髪の持ち上がりがない(貴重どころかここまでフラットなのは本当にこのエピソードだけ)、後ろ髪のふわっと感がない。後ろ髪に関しては一応Pretty Liar特訓前、ミスティック・ドーン特訓後(微妙)もやや落ち着いていますが、やはりここまでぺたんとしているのはやはりかなり珍しいです。
何だったら温泉に入っているミスティック・ドーン特訓前ですら(露天風呂であるため風が吹いた可能性もありますが)ふわっとしているので、当エピソードではもしかしたらあえて髪のボリュームを抑えるようなセットをしているかもしれません。

メイク

こちらも珍しく、かなりまつげがバシバシしています。

前述の髪のセットと合わせて、これらの要因としてはやはり本人も言及するほどの「過激」で大人っぽいドレスがあるのではないでしょうか。

エンドレスナイト(SSR)/制服(冬服)+コート

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上から行きましょう。

メイク

特筆すべきはやはりリップかと。顔がこれだけ近いエピソードのイラストは貴重(エンドレスナイト特訓前、次点でエンドオブザブルー特訓前)であるため、他エピソードよりも彼女のメイクについて詳細な観察が可能です。ぜひ画像をクリックして拡大してみてください。

彼女のエピソード間で比較すると、先に触れてしまうことになりますが、エンドオブザブルーではより透け感のあるようなリップをつけています。これは服装から推測される季節感の違いや、制服(=学校帰り?)と私服の違いで説明がつきます*4
色味はRと同じようにヌーディーなカラーですね。唇の輪郭よりやや内側に塗っています。これは制服を着ていることと関連付けられるように思います。ちなみに、なんと上唇にもちゃんと塗っていることが確認できます。高解像度万歳!

あとはチークも大変可愛らしいですね。冬の寒さで赤くなる頬との相乗効果を感じます。

ネイル

これもかなり近くで見られることもあり、明らかにネイルカラーを塗ってあることがわかります。桜色に近いカラーで、「ネイル塗ってます!」という感じの色ではないですが、ベージュよりはやはり華やかな印象です。

アクセサリー

ネックレスは先述の通り、制服着用時にいつも身に着けているものです。一方このブレスレットはこのエピソードでのみ身に着けています。色味はネックレスと同じシルバーで、青い石がついています。
もしやと思って調べましたが、7/1の誕生石にアクアマリンがあるそうです。もしかしたら関係があるかもしれません。
また、後に登場しますが、2度身に着けているネックレスにも青い石があしらわれたものがあります。ということは、気に入っているデザインである可能性があります。

コート

このエピソードにおける見た目に関する彼女の言及はひとつだけです。

そう、学校指定のコートなの。真面目なフリさせたら、演技派でしょ?

真面目なフリ以外でも演技派だよ!!!!
そう、彼女のまとっているキャメルのダッフルコート。学校指定のものとのことです。
キャメルやベージュは黄色系統の色であるため、パーソナルカラー的には速水奏さんに一番似合う色のアウターとは言い難いのですが、それがまた「制服」であることを意識させられて良いですね。
あとはダッフルコートという形ですが、これも彼女自身の持つ印象とはすこしずれているように感じます。ややカジュアル寄りというか。エピソードイラストの少し俯瞰するようなアングルも相まって、「高校生」らしさが出ているのではないでしょうか。

再登場・音楽プレイヤー

背景つきのエピソードイラストでは見切れてしまっているのですが、実はここでもピンク色の音楽プレイヤーが鞄に入っています。

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Rでただ写り込んでいたというわけではなさそうだなということがこのあたりから感じられます。少なくとも夏服から冬服になるまでの期間は使っていて、鞄のすぐに取り出せるところに入っていることになりますので……。

閑話休題速水奏さんのパーソナルカラーについて

パーソナルカラー、聞いたことありますか。
肌の色や瞳の色等、さまざまな外見的要素から総合して、似合う色によって人をいくつかのグループに分けるというものです。
本来はプロの診断をするものなのですが、ざっくりとした素人の見立てで話させていただきます。

こちらの画像をご覧ください。

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高垣楓さんと速水奏さん、大変美しいですね。
どちらもとても色白の綺麗なお肌をされているのですが、よく見ると色味が全然違うことに気付かれるのではないかと思います。
これが所謂、ブルーベース/イエローベースの違いです。この場合、速水奏さんが前者、高垣楓さんは後者に当てはまると思われます。
ブルーベースとイエローベースでは似合う色に大きな違いがあり、分かりやすいところですと、アクセサリーでシルバーのものはブルーベースの人、ゴールドのものはイエローベースの人に似合うと言われています。

あんまり語るとつよいひとにたたかれそうでこわいけど速水奏さんのパーソナルカラーはサマーだと思うんです(持論)。
ここは参考資料として(あと後に語るネタを温存するため)モバマスのエピソードも使用させていただきますね。

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紫陽花のようなイメージの寒色の多色遣いが非常によく似合います。

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そして対照的になんですけど、黄色を着るのがしぬほど難しいです。こんなに顔とスタイルが良いのに活かしきれてない感が出るのはパーソナルカラーのせいです。

パーティータイムゴールドだと、このへんの色*5なら何とかなります。というかこれパーティータイムゴールドとシンデレラドリームを比較すると顔色から違って見えるなほんと。

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あと共通衣装だとシンデレラドリームはまさしく紫陽花の色合いですので似合います。白が完全に白ではなく薄くピンクが入っているのもいい。
差し色程度に黄色が入っていますが、彼女の瞳は月の色。これぐらいならばなんとでもなります。
パーソナルカラーが思いっきりブルーベースなのに、瞳がこの色*6をしているのも彼女のミステリアスさを形成する一要因かもしれないですね。ミステリアスアイズをよろしくな。

[Tulip]塩見周子(SR)/私服

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あたりまえじゃないですか!!!!!写り込みもやっていきますよ

って言ったんですが、この私服、速水奏さんの私服としては珍しい部分が多いです。

アクセサリー

ピアスですが、珍しくゴールドです。私服ではほんとに珍しい。Tulipのステージセットや衣装と共通の意匠っぽさがあるので、もしかすると衣装合わせより先にユニットコンセプトやデザイン案のようなものが出ていて、意識して合わせたのかもしれません。衣装の意匠…フフ…
ネックレスはシルバーですが、チェーンの目がかなり大きめです。これも割と珍しいですね。本人に華奢で繊細なイメージがあるので……。
そして注目すべきは左手小指の指輪、指輪を身に着けているエピソードイラストはなんとこれだけです。

私服

衣装合わせなのでまず間違いなく私服風衣装ではなく私服でしょう。
私服として、完全な黒がメイン、そして中間色である緑が差し色のカーディガンを着ているのもどこか珍しい感じがします。パーソナルカラーの話をすると、ちょっとサマーには重めの色なんですよねこれ。
形も速水奏さんのチョイスとしてはちょっとハードよりというか、別にこれハードではないんですけど彼女フェミニン、ソフトなイメージの服を選ぶ印象があるので、やはりちょっと珍しいなという印象を受けます。
ハードっていうよりはソリッドが近いでしょうか……伝えるって難しいですね。そして時系列的にこれを私服として一番最初に紹介することになったのも構成の難しさですね……。

ただ、彼女の私服のチョイスとして共通して見受けられる要素も、もちろんここには存在します。袖の余った着こなし方、いわゆる、萌え袖です。

彼女の身長は162cmなので、普通のレディースの衣類を身に着けて萌え袖になることはまずないと思われます(参考までに、筆者の身長はなんと162cmです)。
となると、彼女は意識的に袖丈が長めのデザインのレディース服を選んでいる可能性がかなり高いです。
ちなみに身長がある程度ある女性が袖を余らせるもう一つの方法として、メンズ服をチョイスするというものがあります。これ、なんと参考資料としては彼女の声を担当してくださっている飯田友子さんの服装が挙げられます。なんたる偶然。崇めよう……。
しかし、速水奏さんの言動や全体の私服の傾向から見るに普段から私服にメンズ服を取り入れている可能性はあまりなさそうですね。メンズ服売り場にいる奏ちゃんあんまり想像できなくないですか?わたしはできない

あとは彼女の着こなしに多く見られるもう一つの要素として、肩出し、あるいは襟の開きが大きめの服装も挙げられ、このエピソードの私服はこれにも該当します。
開いた首回りからキャミソールのストラップが見えているのも印象的ですね。これも多分お気に入りの着方だと思います。後述します。

このエピソードは彼女のものではなく写り込みであるため、彼女に関する文字情報は1つだけですが、これがまさに見た目に関する言及ですので塩見周子さんの発言から引用します。

奏ちゃん、どれ着てもにあいそうだよね。あたしはほら、趣味がさー

どれ着ても似合いそう、というのは衣裳室での言葉ですので、そこに並ぶアイドルたちの衣装を指しているのではないかと推測します(次点でこのとき衣装合わせしているフレグランスオブナイトの差分衣装かもしれませんが)。
実際に身に着けているわけではないのでざっくりとした推測での発言ですね。後半の「あたしはほら、趣味がさー」というのは文脈的に服の趣味のことだと思われますので、塩見周子さんは速水奏さんに対して服の趣味が限定的でない、いろいろなジャンルの服を着ているという印象を持っているのかもしれません。マジか。書きながら今学びました。
このエピソードの項では散々めずらしいという思い込みのもと話をしてきましたが、普段の私服として様々な傾向のファッションを取り入れている可能性が浮上しましたね。

ただ、ここで視点を発言の前半に戻します。「どれ着ても似合いそう」です。
ここから推測するに、速水奏さんは自分に似合う範囲を理解したうえで、幅広いジャンルの服を身に着けているのではないかと思います。お、おしゃれさんだ……!!!

[オンリーマイフラッグ]橘ありす(SR)/私服

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写り込み第2段。冬の装いです。色味はTulipに引き続き暗めですね。
画面に対して横~やや後ろを向いているため、服装に関する情報量は少ないですが、橘ありすさんの発言を確認していくとひとつ重要な気付きがありました。

ビル風…結構冷たいですね…。着こんできて、よかったです

この発言を受けてエピソードイラストを確認すると、橘ありすさん、鷺沢文香さんはふたりとも首元まであるタイプのコートの前をしっかり閉めて着ていることが分かります。
対して、速水奏さんはどうでしょうか。コートの前を開けているように見えますね。さらにこのコート、丈は比較的に長めですが、ボタンは少なくとも胸より下にしかないタイプの、多分チェスターコートかと思われます。
おしゃれは我慢、なんでしょうか……。

[咲いてJewel]鷺沢文香(SR)/私服

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写り込み第3段。打って変わって薄着になりました。街のブティックでの1枚だそうです。ブティック……

言われてみればたしかに店内の内装、空間の取り方はちょっといいお店って感じがしますね。女子高生と女子大生が踏み込むお店としてはレベルが高い気がします。さすがアイドルですね。

アクセサリー

細めのシルバーチェーンのネックレスとブレスレット(右手)です。ネックレスのペンダントトップは細長い紫の石ですね。また、アクセサリーではありませんがトップスにはゴールド・シルバーのビジューがあしらわれています。洗濯大変そう

私服

Tulipでも登場した肩出し+キャミソールがここでも登場しています。というか多分ドッキングしてるトップスっぽいですかねこれは。
速水奏さんのエピソードではないので下がどうなっているのかわからないのですが、腰あたりまではかなりタイトなシルエットなので、ボトムはペンシルスカートやタイトスカート、もしかするとパンツスタイルかもしれません。

季節柄、あとは一緒に服を選びに行くというシチュエーションもあってか、前の2枚に比べかなり配色が明るくなりましたね。

その他

このエピソード、鷺沢文香さんに速水奏さんが服を見繕い、試着を行ったという状況のものです。つまり、鷺沢文香さんが身にまとっているこのコーディネートは速水奏さんが選んだものということになります。おそらくトータルコーディネートです。

明らかに彼女による「見た目」に関する「判断」ですねこれは。せっかくなのでちょっと見てみましょう。

アクセサリーはかなりここまで見てきた速水奏さんの趣味に近いもののような気がしますがどうでしょうね、ネックレスとブレスレットです。お店に置いていたのならこれも彼女のチョイスかもしれません。
服……これ、トップスとスカートかと思ったんですけど、こういうワンピースに見えてきた……。水色と青、全体に寒色で揃えてあります。鷺沢文香さんの瞳の色ととてもよく合いますね。
あと、普段の速水奏さんの服装からするとかなり大人しめであると言えます。首周りの開きも広いですが肩まで届くようなものではありません。また、ウエストは絞ってありますが広めの幅でシャーリングが施されており、タイトな印象は受けません。全体的に体のシルエットが出過ぎないようなものを選んだのではないでしょうか。
それから重要なポイントとして、帽子があります。

あの…質問が…。ファッションの帽子は…室内では脱ぐものでしょうか?

鷺沢文香さんの発言です。帽子も速水奏さんのコーディネートアイテムの一つであったことが分かりますね。
ちなみに彼女が帽子を被っているのはツインテールの風特訓後の撮影用の衣装だけですので、私服では被っていたことがありません。鷺沢文香さんと速水奏さんの外見的要素でぱっと思いつく違いと言えば髪の長さでしょうか。この選択にもなにかしらの要因があるのかもしれません。

すみません、髪の位置まで…。前後への流し方も、いろいろあるんですね

ショートカットの彼女が髪の流し方まで指定するほど長い髪にも詳しいということでしょうか。普段から周りのアイドルたちの撮影などを観察しているか、あるいは自身の過去の経験からくるものかもしれません。

帽子のつば、あげられてしまいました…。いえ、その、目を隠そうと…

結構なこだわりようです。いつも彼女自身の見た目に関しても、言及が無くてもこのレベルで意識をした細かい調節がなされていることが想像できます。

速水奏さんの見た目へのはたらきかけが、鷺沢文香さんの視点を通して発覚するこのエピソードを追究することは、まさに彼女のことをいつもと違った視点からとらえることに繋がったように感じます。興味深いですね。

[インビテーション・ダイブ]一ノ瀬志希(SSR)/ドレス

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写り込み第4段。この時期の速水奏さんは他のアイドルのエピソードへの写り込みで多く登場していますね。
シンプルなデザインのドレスです。ウエストマークと右手のブレスレット…というよりはバングルに近いですかね?これらがゴールドで目を惹きます。また、首元に見えているだけですので詳細なデザインは分かりませんがネックレスもつけています。

服装

一ノ瀬志希さんがレースやリボンのついたピンク色の華やかなドレスであるのに対し、速水奏さん、もう一人写り込んでいる二宮飛鳥さんはシンプルな色・形のドレスで、クールといった感じですね。余談ですが、一ノ瀬志希さんは髪がウェーブががっていて長く、髪色も相まってこういったゴージャス&キュートなデザインがとても似合うと思います。

行動

また、他の二人は噴水に入っているのに対し、速水奏さんはおそらく噴水の淵に腰かけています。
二宮飛鳥さんは自分から入ったとは思えないのでおそらく引きずり込まれたのではないかと推測できますが、この二人と一緒にいた一ノ瀬志希さんが噴水に道連れにする相手として速水奏さんを選ばなかったことにも意味があるような気がしますね。

あとがき

写り込み4連発まで書きました。また更新します。

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がんばっていきまっしょい。はやかわ。

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月の裏側へようこそ。
ここまで来てしまったプロデューサーさんは、どうかもう少しだけお付き合いください。

髪の話

彼女、かつては髪が長かった頃、いわゆる"女の子らしい"ヘアアレンジもしていたんじゃないかと考えました。何かのきっかけでやめてしまったのかもしれない。

特訓後のセリフで「髪は女の命」と彼女は言っていますが、それを伸ばしていた頃のこと、今の短い髪、そして切ったときのことに思いを馳せると うう……

また蒼翼の乙女をはじめとして、彼女の衣装においてはヘアアレンジがない代わりに、大きな髪飾りがついていることが多いです。それも、ヘアピンのような小さなものをつけていることはなく、とても、華やかなものを。
ヘアアレンジをしない代わりに飾りを身に着ける。(ここで思わずキーボードを叩く手が止まりました) 少し考えずにはいられなかった。

対照的に……と言えるかはわかりませんが、ツインテールの風で髪を結うために用いているヘアゴムは非常にシンプルであり、そしてかわいらしいものです。もちろん身にまとっている衣類が私服系のシンプルなものであることは大きく関係しているとは思います。しかし彼女の髪がかつて風になびくような長さだった頃、ツインテールが結えたそのときについて思いを馳せると……

髪に触れるしぐさの話はぼかしましたが、そういうことです。
彼女について多数の人が目にする場で語るとき、どうしてもその言及について彼女がどう思うかについて考えてしまう。この記事は割とギリギリのラインだと思いますし、特にこの隠していた部分はかなりはやかわ判定でアウトに近いですが、奏ちゃんはHTMLソース見ない(公開当初実はスマホで読めてしまっていたのは冷静になるとめちゃくちゃ詰めが甘かったなと猛省しています。奏ちゃんスマホは使うわ)。しかしそもそも彼女が見られないところでこっそり彼女の話をするのはもっと良くないのでは????? うううう…………………… 

ピアスの話

彼女はどうしてピアスを開けたのでしょうね。
私は左2つ右1つ派(あいくるしいはめっちゃ好きだけどピアスの数に関しては理解しきれてない)なんですが、はじめの2つは高校デビューか、まあおしゃれをしたいと思ったタイミングで耳鼻科で開けたんじゃないかと思ってます。

問題は追加で開けたタイミング。左右ひとつずつのピアスをつけている人は現実でもアイドルでもよく見かけますが、ひとつ追加するというのは何か意味があると考えられなくもない気がします。何もないって奏ちゃんが言うならそうかもしれないけど……。

わたしは彼女が幸せであってほしいので、どうかその「何か」がなるべく彼女の愛せる理由であったらいいなあと願ってやみません。

服装の話

彼女の私服が写り込みで多く描かれた時期、彼女の私服全体の印象(これは私の脳内でモバマスも含んでいるかもしれません)から考えると暗めの色が多いように感じました。

これらの時期がいつであったかというと、エンドレスナイト速水奏さんがHotel Moonsideを披露された割とすぐあとの時期に当たるんですね。

もしかすると、この時期の彼女は自分自身と世間からのアイドル速水奏(さらに、その名刺代わりともなったHotel Moonside)の印象を少し近づけていたのかもしれないと思いました。心がぎゅっとなりました。

*1:ちなみにつかさ社長(恒常SSR)は、うちの一番スコアの出る編成で奏ちゃん4人に囲まれていつも頑張っていただいてます。お世話になっております!

*2:「魅惑のショウタイム」の項で触れます

*3:逆に言うとこの発言が無いとわかりえなかった情報なのですごいですね

*4:もちろんこれらや他の要素に影響された彼女の気分という要素もある。絶対あります。女の子のメイクとはそういうものです。

*5:奏ちゃんかわいいね思想の持ち主なのでついかわいい色合いにしてしまった気がする……

*6:と言っても、黄色の中ではかなり落ち着いた、やや黄緑寄りの色味ですが